台風10号が関東に接近する中、夏休みが終わり新学期が始まろうとしています。
今回は、これからパソコンを購入しようとする方に向けて、こんなことを注意した方がよいですよというポイントをお伝えしようと思います。
まず今回は、「パソコンの接続端子が大きく変わる」ことをお伝えします。特に今回は「USB(ユー・エス・ビー)端子」についてふれてみます。
■これまでのUSB 2.0 とUSB 3.0
以前のパソコンは、USB 2.0 という低速な規格(480Mbps, 60MB/Sec)が使われていました。ここにはマウスやキーボード、プリンターなどあまり通信速度が必要ないものをつなぎます。
現在は、USB 3.0 という高速な規格(5Gbps, 625MB/Sec)に変わっています。USB 2.0 に比べて10倍以上高速になっていますので、ビデオカメラの動画をパソコンに取り込む際には、こちらの高速な端子につなぎます。例えば、USB 2.0 で20分かかっていた取り込み作業が2分程で終了します。
※理論値による計算です。実際にはそこまで速くありません。
■これからのUSB 3.1
USB の規格がUSB 3.1 になり、転送速度は10Gbps(1250MB/Sec, 1.22GB/Sec)とUSB 3.0 の2倍高速になります。
先程の例でいうとUSB 2.0 で20分かかっていた動画の取り込み作業が1分で終わってしまいます。
■USB Type-C で何でもつながります
DELL new Inspiron 13 7000 の接続端子(DELL ホームページより)
USB 3.1 という規格では、「USB Type-C(タイプ・シー)」という端子に形が変わりました。また、大きさもかなりコンパクトになっています。また、USB 2.0 / 3.0 では差し込む向きが決まっていましたので、急いでいるときに上下さかさまにつなごうとするとつながらずいらいらすることが多かったです。きっと、経験された方も多いでしょう。Type-C コネクターでは、「上下どちらでも接続」することができます。
また、これまでは専用の接続端子だった液晶モニターなどもUSB Type-C でつなぐことができるようになりました。
■まとめ
これからは、ビデオカメラだけでなく、プリンター、マウス、キーボード、液晶モニターなどすべて「USB Type-C」コネクターで接続することになります。
まだ対応製品は少ないのですが、普及するのはすぐだと思われます。パソコン購入の際には、最新のUSB コネクターが搭載されているものを選びましょう。
(関連記事)
「2016年秋、最新パソコン購入のポイント」(2016年9月30日)
「これからパソコンを購入するときのポイント(その3)」(2016年8月30日)
「これからパソコンを購入するときのポイント(その2)」(2016年8月29日)
「これからパソコンを購入するときのポイント」(2016年8月28日)
(参考)
「USB Type-C とは?」(SANWA SUPPLY)
「New Inspiron 13 7000 シリーズ」(DELL オンラインショップ)
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