2015年12月17日木曜日
Windows 10 の登場によるこれからの世界
昨日、ITmedia ビジネスオンライン主催セミナー「働き方改善だけで終わらない、ビジネス革新へ踏み出す新プラットフォーム~Microsoft Surface & Windows 10 が持つ可能性~」に参加するため久しぶりに東京へ出かけました。
Windows 10 という新しいプラットフォーム戦略の全容、Windows 10 でワークスタイルがどのように変わるのかなど、大変参考になりました。
■OneWindows の世界
古いWindows の時代、パソコンやスマートフォン、タブレットはそれぞれ操作法が違っていました。この頃は、「3つの使い方」をマスターしなければいけませんでした。
Windows 8.1 の時代になると、ほぼ使い方が統一され、同じ操作でどの端末も使えるようになってきました。
2015年7月、Windows 10 の登場により、パソコン、スマートフォン、タブレットだけでなく、ゲーム機のXbox やIoT (Internet of Things) への組み込みOS としてなど、Windows 10 であらゆるデジタル機器が操作できるようになりました。
■パスワードのいらない世界
これまでは、ID とパスワードによって、安全に端末を使ってこれましたが、「毎回パスワードを入力」したり、「定期的にパスワードを変更」したり、「使うサービスによってパスワードを変える」など、非常に煩わしい操作が必要でした。
Windows 10 では、「Windows Hello」という生体認証機能により、3D カメラや指紋認証デバイスを使い、簡単にパソコンにサインインすることができるようになりました。
3D カメラは、高額なため、採用されているパソコンは「Surface Pro 4」など、ほんの一部の機種に限られています。
Windows 10 の標準機能として使えるのですが、ハードウェアメーカーが今後「3D カメラ」を採用していくかどうかは、微妙です。
※Windows 8.1 の時代「タッチパネル」を外して販売しているケースが多くありました。
※家庭向けPC の場合、今後3Dカメラ搭載モデルが増えるか今のところ全く不明です。
■WaaS (Windows as a Service)とは
Windows 10 は、30年のWindows の歴史の中で、最後のメジャーアップデートとなりました。
今までは、約3年のペースで新しいWindows が登場しましたが、「新機能を3年間提供できない」ことや、「セキュリティーがどんどん甘くなっていく」などの問題が生まれました。
これから、Windows は、「サービス」として提供されます。お客様からの要望をすぐに取り入れ、最新の機能を年に3~4回のペースでお届けできるようになりました。
※2015年7月の販売開始から、1回めのアップデートが11月に提供されました。
しかも、これらの最新機能が「無料」で提供されていきます。
■Windows 10 を使ってみましょう
Windows 7 やWindows 8.1 update をお使いの方は、1年間無料でWindows 10 が提供されます。
Windows 10 アップグレード対応機種をお持ちの方は、ぜひWindows 10 にアップグレードしてお使いください。
※(注意)アップグレードには、お使いのPC メーカーより詳細なアップグレード情報が提供されています。事前準備やアップグレード後の処理が必要になります。3年前に発売されたPC までがおおよそ対応機種になっているようです。必ずデータのバックアップを取ってから作業をしてください。
(関連記事)
「これからパソコンを購入するときのポイント(その3)」(2016年8月30日)
(参考)
「セミナーの概要」(ITmedia)
「Windows Hello について」(ITmedia PC USER)
「Windows Hello」(マイクロソフト)
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