パソコンの動作が遅くなったなあと感じたら。

VAIO Tap 20 HDD モデルとSSDモデルのスピード比較（YouTubeより）

パソコンを購入後、１～２年経つと「買った時より遅くなったなあ。」と感じられます。

■パソコンが遅くなる原因

いろんな要因があるのですが、代表的なものは以下のようなものです。

１）ソフトウェアが増える

購入した際には「Word」や「Excel」などソフトウェアの数が少なかった所に、セキュリティー対策ソフト、ホームページ作成ソフト、年賀状ソフト、会計ソフト、データバックアップソフトなど追加するソフトウェアがどんどん増えていきます。

さらに、パソコンを使って行くうえで機能修正ソフトも随時追加されていきます。

また、使わなくなったソフトウェアを削除すると、削除痕跡がパソコンに残って行きます。

２）性能が追いつかない

ソフトウェアを作成する会社では、常に機能をより新しいものに変更していきます。パソコンを購入した当時の性能では、これらの新しいソフトウェアを快適に動作させるだけの性能が足らなくなってしまいます。

３）特定のソフトウェアの不具合

「Word」や「Excel」などは、通常通り使えるのに、セキュリティー対策ソフトの不具合やインターネットのトラブルが原因で、全体として動作が不安定になっている場合があります。

■対策は？

上記１～３の対策を考えてみましょう。

１）の場合は、不要なソフトウェアを削除することで対応できます。しかし、前述の削除痕跡が残っていきますので、買った時のような速度は望めません。

これら削除痕跡をきれいに取り除いて、買った時のようなスピードを取り戻すといった類のソフトウェアがありますが、まったくお勧めしません。
※理由を書きたいのですが、インターネット上では残念ですが書けません。なぜ書けないか知っている方、どの位いらっしゃるでしょうか。身近な法律家に聞いてみましょう！

２）の場合は、メモリーを増やしたり、HDDをSSDに交換したりといった、部品交換である程度は対応できます。※2013年2月14日、15日の投稿を参考にしてください。関連記事を参照。

新しいパソコンを購入する場合との費用を考えて、あまりかかってしまうようなら、データの移行作業が大変ですが、買い替えた方がよいでしょう。

３）の場合、インターネット関連が不安定な場合、アドオンと呼ばれる追加プログラムが原因です。広告が出るアドオンなどが典型的なものですが、知らないうちに組み込まれていることがあります。これらのアドオンを削除または無効にすることで、動作を安定させることができます。

■リカバリーですっきり。できない方は買い替えを！

2013年2月14日の投稿にありますように、「リカバリー」という作業をすると買った時と同じ速度を取り戻すことができます。

しかし、かなりの知識と時間を必要とします（データの退避→リカバリー→修正ファイル適用→データの復旧）。

リカバリーができない方は、素直に新しいパソコンの購入を考えてみてください。その場合は、HDDではなくSSDタイプをお勧めします。2013年2月15日の投稿に詳しい内容が書かれています。また、上の動画も参考にしてください。

（関連記事）
「パソコンをメンテナンス（リカバリー）しました 」（2013年2月14日）
「メンテナンス後のパソコン」（2013年2月15日）